異空間の猫

カルスト台地で有名な平尾台に野良猫見学に行った。
ちょうど夕方の飯時で、猫おじさん？が餌を与えている最中だったので遠巻きにして眺めていた。
ざっと数えただけでも２０匹ほど。無言で一心不乱に食べていた。
その後、おじさんが帰ったので近づいてみたのだが戦慄を覚えた！！！
工場の廃墟のような所だったのだが、その猫達のまわりには数え切れない程の猫の缶詰の空き缶が
転がっているのだ。
少々の空き缶ではこんなには怯えない。推定、数千個ってところであろう。
その猫達の横には、檻に入った犬が二匹狂ったように吼えている。
すぐ外は高原が広がっているというのに、そこの空間だけはミステリー小説か映画にでも出てきそうな異空間！
猫の可愛さどころの話ではない。あまりの衝撃に早々に撤収して帰った。
今、文章にして思い返してみると、ある意味貴重な体験のような気もしないではない・・・
いまだに頭の中は、怪しい空間の情景が抜けない。今夜、夢に見そうな悪寒；