オフィーリア

nekonyao2008-07-26

市立美術館にて、ミレー展開催中。 目玉は、オフィーリア→
この美術館で、絵の横にガードマンが張り付いて警備しているのは初めて見た! 
というわけで、緊張感溢れる重厚な空気が流れていたので、心して見る。
しかし、この時期にこの絵が見れることが非常にタイムリーだということに先日気づいた。



というのも、現在公開中の崖の上のポニョのメイキング番組を見ておりましたら、ポニョの母親はこのオフィーリアをイメージ?
して作られたキャラだそうで、2〜3年ほど前に宮崎監督は英国までこの絵を見に行ったそうです。 
監督がハウル完成後の休暇中に読んだ夏目漱石の小説に、崖の下に住む宗助という話から発想した映画だそうで、
漱石も1900年頃にこのオフィーリアを見たらしい。
そのとき漱石「風流な土佐衛門」と評したという話を、山田五郎が説明していて茶噴いたw
そういう意味で言うと、この時期に近所でふらりと見に行ける状況が神がかっていて運命(?)を感じるぜ!
って、ハムレットって知ってるようでいて、全然知らないんですわ。 これを機に、小説なり映画なりを見てみようと思うのですが、
なんだかしかし、陰鬱そうな展開で・・・悩むな。 
まぁ、それはともかくも、今回のミレー展は素晴らしく美しい人物画が多く、美術館めぐりをしすぎて感動の感覚が麻痺している
ワシですが、稀に見る良い展覧会でした。 お薦め! 

帰り、美術館から駐車場に行く通路で非常に人懐っこいミケコさんに遭遇。 
まだ子供ですね。 ちょっと皮膚病を患ってるようで心配なんですが。
うー。チビコの友達として連れて帰りたかったーーー。