OZ

樹なつみ作「OZ」
これも舞台化しとったんですか!?
って、あれ? 昔、1巻は確実に読んだ筈なんですが、見事なまでに200%ストーリー忘却ってどうなのよワシ(´д`;
こういうのを、記憶喪失の一種と呼ぶのだろうか(汗
ストーリーを簡単に言うと、ターミネーターラピュタ+マモー系、近未来SFと言ったところか?





主人公を演じるのは、スタジオライフの看板俳優、山本芳樹(本人画像)という役者さん。
この方、本来はトーマの心臓が十八番で、歴代ユリスモールの中では右に出る者がいない!と言われている超絶演技派というのは、
どこかで薄っすらと聞いた事がありました。
ただユーリ役は残念ながら実際に見た事が無いし、映像化もしてないので、その凄い姿を拝む事は出来ないのですが・・・
今回、このOZでの迫真の演技を見て、なんて言ったらいいのでしょう・・・
もう、頭殴られたような、死神に魅入られたような?とにかく完全に魂を持っていかれる。
吐きそうな程、カッコイイ!(←どんな表現だw  





という訳で、樹なつみの描く絵のイメージからは程遠い容姿にも関わらず、その溢れかえる魅力、色気に昏睡状態の猫太\(^o^)/
・・・なるほど。こりゃ、トーマファンの心を鷲掴みにする筈だわ。
決して特別な美形でもスタイルが良い訳でも無いのに、正体不明の謎のフェロモン&魔性の美オーラに包まれているのです。





余談ですが、山本氏演じる武藤中尉=クライマックスでの、死の間際の迫真の演技を見ていると、幼い頃の事を思い出した。
あの有名な、松田優作演じるジーパン殉職シーン。 
幼児ながらそれが俳優と言う事は分かっていたとは思うのですが、本当に死んでしまった!?と思い込み、婆様に泣きついた事があるw 
『本当に死んだんじゃないから、大丈夫じゃww』 と、今は亡き婆様が笑っていたのを思い出す。懐かしい。





・・・とまぁ、そんな感じで山本氏の神がかった演技を見ていると、本当に死んでしまう!!!?と、実際に泣きはしませんが、
ええ歳して激しく動揺した。
恐るべし、山本芳樹。 これがガラスの仮面における、北島マヤか? 
いや、待て。 北島マヤ認定したのは、青木ユーリ隆敏 なので、山本芳樹中尉 は、北島マヤ超えつうことで、個人的に
月影千草先生認定ヽ(゚∀゚)ノw 




しかし、OZ。 
サイバノイド(高性能ロボット)が鍵を握る話なのですが、あれ?ワシはこういうロボットの悲哀を描いた作品が大好物な筈なのに、
なんで記憶喪失になってたんだよ、おい!!!(自分に激怒
そして、そのサイバノイド役の客演俳優、新納慎也氏がまた、恐ろしい程演技が上手くて唖然。
普段は男性型ロボットなのですが、誤作動で狂った時に30代の淫乱・サディストな女キャラが出てくるのですが、この時の声がまるで
女としか思えない。  。。。凄すぎて絶句。
あと、猫太一押しの青木ユーリ様、このOZでは高飛車で素直じゃないヒロインの姉役Σ!
こういう、ムカつく女いるよな〜・・・でも、当初は武藤中尉に対して酷く偉そうな態度を取り続けた結果、最終的に武藤に恋して苦しむ
複雑な女心を、見事に馬鹿っぽく(良い意味で)演じているのが切なくも楽しかったw





その他、ストーリー展開、演出、それぞれのキャラの個性が際立っていて、何作か見たスタジオライフの作品の中では
大衆向けで、エンターテイメントに優れている感じで、一番嵌りました。 猫神社オススメの一作。