絵の話。

nekonyao2005-02-13

絵画鑑賞友?の父と、百貨店内の美術館に絵を見に行った。
父が誘ってきたので、どんな絵があるのか知らずに行ったのだが、いわゆる画廊の展示販売。
午前中に行ったとはいえ、客の数よりスーツ着た販売員のが多いってのが激しく落ち着かず。
しかし、ビンボーそうな親子に見えたのか一度も寄って来ませんでしたがな(笑)
あるいは、近づいたら火を吹くぞ!?てなワシのオーラが見えたのかもしれない(何)
展示絵は、近代日本画家。 その筋では有名な画家達?なのか、色紙サイズの絵でも最低30万円前後から。
名前は知らないが売約済みの画家の絵は、100〜200万円なんてザラ。
と、そんなことで驚いている場合じゃなく、平山郁夫氏に至ってはスケッチブックに20分で描いたような絵が1千万円!?
あれ? この馬の絵は坂本繁二郎では?と、近づいて値段チェックして卒倒する。八千万円也。
他に、棟方志功伊東深水・上村松篁(父)・上村淳之(子)など有名な画家の作品も多々あり、二千万円とか・・・
松篁氏・淳之氏があるのに、上村松園(松篁の母)が無いのが微妙。
まぁ、松園様の絵は1億とか軽く超えそうなんで無いのかもしれない。てか、値段つけられないのかも。国宝系。
しかし、どんなに大金持ちでも今日行った展示会の絵は要らないと思った。
父が日曜画家モドキ?で家に絵がゴロつき、物心ついた頃から美術館めぐりしていた為、無駄に目は肥えているわけで、
どうも純粋な気持ち?で見れず。
更に、目の肥えた父と出した共通の結論。 『欲しいと思った絵は一枚も無かったね』である。負け惜しみでない(笑)
中世の絵画なんつうのは、欲しくてたまらない絵は沢山ある。
しかし、一枚だけ綺麗だなと思ったのが、小さいザクロの絵であった。無名作家作。
本当の美しさは、値段じゃないのです!!!