バルバラ異界④巻読了

バルバラ異界 (4) (flowers comics)
凄い・・・物凄い展開だ・・・呆然。  読みながら何度、鳥肌が立ったか。
あまりに凝縮された急展開に、脳細胞が追いつかず少し読んではボーっとして情報整理。
4巻で完結と聞いていたので、
『えええええ!? たった4巻で完結なんて寂しいのう。 せめて10巻くらいまで連載して欲しかったなー』
などと、呑気な事を考えていた自分が馬鹿だった。



萩尾望都が天才という事を忘れていた。
最終巻の1冊が、10冊分もの濃さがあり、あまりの凄さに身震いした。 知恵熱出そうだ;



最後まで読んで、この過去から未来への【希望】と【闇】の関係がポーの一族に通ずる所があり、ワタシ的には、
ポーに匹敵する、名作中の名作として認識された。  こんなに感動したのは、ある意味初めてかもしれない。



以下、若干ネタバレにつき要注意↓





個人的には、渡会さんのキリヤへの気持ちがあまりに切なかった。
もう、感情移入通り越して、渡会さん自身になってしまったか!?自分!!と思うほど、キリヤには帰って来て欲しかった。
エズラが、意外に良い人で悲しい運命だというのも心打たれたし。
しかし、最後の最後まで息がつけない。 
まさか、キリヤの友人少女の行方不明だった両親にまで伏線があったとは・・・本当にやられたぜ。