つげ義春         

ねじ式・紅い花 (小学館叢書)



本日のブックオフでの収穫@100円万歳。
高校ん時の先輩が、つげ義春の大ファンで部室で薦められて読んだ時は、あまりの陰鬱な展開について行けなかったのですが
あらためて読んでみると意外に良い感じでございます。
ねじ式、冒頭シーンは知りすぎる程知っているつもりでしたが、オチを覚えて無かったので今更ながら結構衝撃でした。
短編ばかりですが、中にはオチが難解というか無いというか・・・これで*1終わりかよΣ(´Д`lll)!なのが沢山あるのがちょいと
イラつきますが、この不条理で良い感じ?に厭げな展開は好みかも。 
1960年代の作品が多いのも幻想的な気がしたり。




昨年、うる星やつらアニメ夜話で、諸星あたる異世界に行くという怪しいシーンがあったのですが、それは、
つげワールドに影響を受けての事だと聞いておりました。 
その異世界は、まるで千と千尋の神隠しにソックリだったのですが、今回読んで、ねじ式、全体的にモロに千と千尋だという事に
気づきました。 別の意味でこれは衝撃かも。
後世の物に多大なる影響を与えた、神がかり的な名作なのかもしれない・・・。

*1:特に、ゲンセンカン主人はどう解釈すればいいのさっ(゜Д゜)??