吠えるチビコ

nekonyao2006-01-29






◆ニュース記事 → 心ゆくまで肉球を!




昨年末に実家で新聞を読んでいたら、日本全国を窃盗行脚した窃盗団逮捕という記事がありました。
確かリーダー格の男は、20代後半くらいだったかな。
窃盗で貯めたお金で、将来ペットカフェを作るのが夢だったらしい。
凶悪窃盗事件だというのに、思わず「プッ」とふきだしてしまうようなカワイイ夢を持った奴だなぁ( ´∀`)と
ウケておったところ、ワタシの次に新聞を読んだ母もプププと笑っておりました。




そして翌日、居間にいたら父が『ペットカフェって何かね?』と聞いてくる。 新聞読んで丸一日悩んでいたらしい(笑)
説明したら、今はそんなものがあるのか!?と感心しておりました。 <つってもウチの近所には無いけど( ´Д⊂





夢ってなんだろうね。とよく思います。
子供や、まだ将来の職業が決まってない学生くらいまでならともかく、ワシら?くらいまで年老いて(げほ)くると
夢なんぞ語ってる方が珍しい。 昔、やたらと将来の夢を強要する輩と付き合って物凄く気分を害したことがあります。
その人いわく、夢が無い人は、人としての価値無し! という感じでした。
その人は、俳優だの作家だのになるのが夢らしいです。




ある地方城主の末裔の女性がいて、25歳までに結婚しないと恥ずかしい!とお祖母さんに言われたので、とりあえず
お見合いで弁護士と結婚。 娘も生まれ、何不自由無い生活。 いわゆるセレブな奥様。
将来の夢は?と聞かれ『フランスの海岸にマンション買って、のんびり暮らすのが夢!』と答えておりました。
・・・そんな夢でいいんなら、ワタシだっていくらでも考えつくし、答えられますな。




ワタシは、叶えられそうにない夢は口にしないし、基本的に夢は 「人並みに生きて、子供を生んで、育てて、静かに死ぬ」 
くらいしか思いつきません。
俳優を目指していた知人は、この答えでは 夢にはならないらしい。




そんな時に、うしおととら外伝を読みました。
本編は特に大ファンってワケじゃないので持って無いのですが、外伝だけ購入して愛読。
うしおのお父さん紫暮と、お母さん須磨子の若い時の話が凄く好きなのです。
この話でも、若い時の紫暮がいきがって夢が無いのは云々!という人を見下した発言に、須磨子が、
「地味でも堅実に生きる事が人間の本質では無いのですか?」てな事を言ってたしなめるシーンがありました。
これは、作者の気持ちの代弁なんでしょうけど、心打たれたというか、心が楽になったというか・・・
かなり救いになった思い出の一冊だったりします。

うしおととら (外伝) (少年サンデーコミックス)

うしおととら (外伝) (少年サンデーコミックス)