男装

男装論

男装論


読了本。 やはり、図書館の空気ってのはサイコー!と再認識。
遠野物語を返却に行った際に、同じ民俗学のコーナーを物色していたところ、上の男装論を見つける。
とりあえず、借りて帰るに相応しい本かどうか椅子に座って数ページ読んでみる。この空気感がイイ(*´∀`)
ジャンヌ・ダルクの時代から、1900年初頭までの虐げられた女性達が男装をして生き抜く様が描かれていたりする。
自分、男装はしないが、男装ぽい格好は好きだ。 
簡単に言えばボーイッシュなのか?自分的にはちょっと違うんだけど。ま、いいか。
池田理代子の作品は、男装の麗人をテーマにしたものが多い。 が、しかし最終的に悲劇的な結末を迎える。
この男装論で紹介されている女性達は、女という性をひた隠し、男として軍隊に入り名誉も得るが最終的には不遇な人が多い。
その辺は、池田理代子も30年前に資料を見て知識を得ていたのであろうか。
シェークスピアの12夜という映画を何年か前に録画して見ていない。
なんで、これ録画したんだろう(・∀・)?と忘れていたが、主人公が男装の麗人らしい。<それで録画してたのか自分w
てなわけで、これを機に見なくては!





ま、現代に生きるワシなんぞは、好きな時にジーンズ&ブーツを履き、トレンチコート(テーマはドイツ将校(*´∀`)♪ビヨキ)
なんぞを着て気分良く街を闊歩していたりしますが、ほんの100年程前まで女性が、そのような格好をする事自体、
罪人扱いだったとのことで・・・
現代は現代なりに、色んな苦労があったりするわけですが、服に関しての垣根が無くなっていて本当に良かったと思う一冊で
ありました。