猫に小判、猫神に遠野物語

nekonyao2006-06-11

眠りながら、いい感じにニヤリと嗤う猫神w




てなわけで、遠野物語やっと読み終える。
100話以上の話の中には、重複したような話が多くて途中で飽きつつ・・・休憩を挟みなんとか読了。
遠野の狭〜い範囲の、むかし話、妖怪話、または妄想話(何 てな印象・・・と言ったら身も蓋も無いか。
ま、科学的な事がほとんど分からない時代、明かりが無く暗闇しか無い時代の人々は、些細なことでも
魑魅魍魎・妖怪として語りついだのだろうなぁとは思った。
昭和一桁生まれのウチの父の子供時代にしても、まだまだ古来から続く暗闇が多かった時代。
村祭りの最中に、3日程山で消息を絶っていた男性がフラリと戻ってきた時、目をつり上げ奇声を発して跳び跳ねたそうな。
祭り会場にいた老若男女全員が『ひぇぇぇぇぇ 狐が憑いとるぞおぉぉぉぉ!!』と逃げ惑ったらしい。
それ以来、うちの父は今でも筋金入りの狐恐怖症w(2006 2/26日記参照)
ま、冷静に考えれば、この男性は遭難して、錯乱状態になっていたのかもしれんし、元々何か病気持ちだったのかもしれんなと。
それが、戦前くらいのまだまだ暗闇が多い時代においては=狐憑き になるのであろう。
・・・ちっ 親父、ええ時代を駆け抜けてきとるなヘ(゚∀゚ヘ)羨






遠野物語千と千尋の神隠しに出てきたオシラサマ・座敷童子などの神様の話があり、こういうのは面白ろ可愛くて好きです。
あと、ギリシャ神話に通じる男尊女卑な滅茶苦茶さもあったり、
『それただの近所の人の家庭内不和を語り継いだだけの話ちゃうの(・∀・;)?』的な物もあり、なんとなく江戸〜明治あたりの
地域ワイドショーと見た(だから身も蓋もないと)
ちなみに、桐の箱に化け物を閉じ込めて小さな穴から熱湯流しこんで殺す話は、子供の頃に読んだ昔話で似たようなのを
見た覚えがある。 遠野物語アレンジ本だったんだろうか。