作家と猫

村上朝日堂ジャーナル うずまき猫のみつけかた (新潮文庫)

図書館読了本。 村上春樹@うずまき猫のみつけかた。
猫がタイトルだったので、ふらりと借りたものの、それほど猫の記述は無い。
しかし、色んなジャンルに話が広がるエッセイ好きとしては、中々に面白かった。
村上氏は、中華料理全般が食べれない体質だとかで・・・全般つうと、ラーメンも餃子も全てらしい。
あんな美味い物を嫌いな人がいるんだなぁ・・・と驚いた。 ゴマ油系が駄目なんだろうか。





あと文中、思いがけないところで思いがけない人の名前を目にしてウケた。
村上氏の奥方が、アン・ライスに異常にハマっていて、村上氏が執筆中に行きたくてたまらなかったジャマイカ旅行を阻止して、
アン・ライスの作品の似合う寒い国へ旅行に行こう!と言い出したので困ったらしい。
その話の流れで、   
『妻は、日出処の天子に狂っている時、寝ても覚めても聖徳太子様♪状態で挙句、明日香まで突っ走って困った!』

という所で、大笑いしたw <どこかで見た光景だw
年齢なんてものは関係ないが、多分どんなに少なく見積もっても奥方35〜40歳くらいの時代の話だと思われる。
いい感じの突っ走り具合で感動w 自分が日出処に狂っていたのは14〜15歳くらいの時期だったので、修学旅行IN奈良は
心底楽しませてもらった。 道路標識の「斑鳩」の文字を見ただけでガッツポーズをしたくらいだ(あほ)w





で、結局ジャマイカ旅行に行ったはいいが、『やっぱり、ジャマイカで読むアン・ライスはつまらない』と愚痴っていたとかw
そりゃそうでしょうなぁ。 ジャマイカ、行った事もなければ、たいした知識も無いが、イメージとしては「レゲェ?」の国か。
西欧耽美話を読みつつ、レゲェは聞きたくないわなw
あ。ワシの知識は、夜明けのヴァンパイア@インタビュー・ウィズ・バンパイアくらいなんですがね。 
一応、古本で買ってはいるのだけど未読(・∀・;
なんとなく、ポーの一族と同系の作品ということで、どうもなんか読むのを躊躇うのであります。 読者的ライバル意識か(悩





猫を飼っていないのに、猫の見るビデオを買ってしまう村上氏。
本のタイトルにもなっている割には、猫の話は少ないのはこれいかに?と思ったら、基本は超猫好きらしい。
アメリカに住んだり、転居が多かったりで「猫飢餓状態」とのこと。
アメリカ時代の隣人が飼っていた猫モリスに、勝手にコウタローという名前をつけているところも良いねw
学生時代に飼っていた、ピーターの話は最後ちょっと切なかったけど、今でも子孫が元気に暮らしていると想像しつつ。
これを機に、古本で買ったノルウェイの森を早く読まねばな。と思う今日この頃。