風景



実家のある町の、とある平凡な帰り道。
多分、40年以上前から変わらない風景。
実家の周辺は、住宅地以外は見事な田園風景でございました。ワタシが20歳くらいまでは。
その後、あれよあれよと言うまに、田んぼは全滅し大型ショッピングセンターが出来、それに伴い
バス道路が出来、道路に沿って病院・銀行・サラ金電気屋・ファミレス・モスバーガー等が出来、
非常に便利な街になった共に、久しぶりに夜になって帰ったりするとネオンがぎらぎらしていて、
『ここはドコ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 ワタシは誰?』くらいに戸惑ってしまいます。
ぷち浦島太郎状態。




そんな中、その反対側にある住宅地のこの通りだけは3歳時に見た光景とほとんど変わりません。
やはり幼い頃、ここの夜道を母と一緒に『走っても走っても、お月様が追いかけてくる〜(*´∀`)』とハシャギながら
走ったことを思い出します。
写真を見ているだけで、心に涙がホロリと出そうなくらい懐かしい気持ちになります。
絵画にしても、写真にしても、その中へトコトコと歩いていけそうな奥行きのある物が好きです。ユトリロとか。
というわけで、時々この写真を眺めては脳内タイムスリップをしている今日この頃なのです。