猫の目にも鱗

nekonyao2006-11-30

親父が毎年、菊を持ってくる。
以前、薄紫色の菊を目にした時に『こんな色あるんだ!?綺麗だねぇ!!』と感動し褒めたら、
気をよくしたらしい。
薄紫ではなく、濃い紫の菊なら2年前(2004.11.02参照)にもご紹介したことがあります。
で、今年もやって参りました菊!! つか、『一人住まいの家に、どんだけ大量に持ってきよるんですかいっw』
とのツッコミは、親父の耳には届いていなかったようだw(褒めすぎたか;;w

で、菊が来てからすぐに、教育テレビで菊の特集を見た。→美の壷(菊特集)
谷啓がナビゲーターで、道楽なおじいさんという設定で番組が進む。菊を眺める谷さんが庭の菊を見ながらこう言う。
『いえね、隣のご隠居さんが旅行に行くんで菊の世話頼みます!ってんで預かってるんですけどね』 と。
そして、美の壷サイトにも載っているような菊の歴史、品種、育て方、言い伝えなどが紹介され、目からウロコとなる。
その中でも、右上画像にもある丸っこい菊。これは、厚物という種類の菊で一番作るのが難しいものらしい。
手間ひまかけた、最高の花!という説明に、谷さんが呟く。
『隣のご隠居さん・・・ただの暇人じゃ無かったんだな��( ̄□ ̄尊敬)!?』 と。
はい。ここでオチが見えた方もおられるでしょうw 谷さんと同時に、ワシも親父に対して全く同じ感想を抱きましたww
なんとなく自分の中では辛気臭いイメージなのと、物心ついた頃から季節になると、勝手に咲き乱れる物だと思って
いたもんで(;゜Д゜)†<許せ!我が家のご隠居w




平安時代から天皇家の紋章となり、江戸時代には菊の時期には品評会をかねた、菊祭りが各地で催されるほどの
大ブームな花だったらしい。 その上、不老長寿をあらわす縁起の良い花とのこと。 
中国には、菊の露飲んで800歳まで生きた子供がいるという伝説も!!? 妖怪(・∀・)?w
江戸時代などの昔は、夜になると菊の上に布をかぶせておくと、それに菊の露がしみる。
翌朝、それで体を拭くと健康でいられる!という、まじないのような事までしていたらしい。
画像の小さい菊は、中秋の名月という名前らしい。
で、丸っこい菊は、宝珠菊という名前で仏様が持ってる丸い玉(宝珠)が名前の由来とか。
超、縁起の良い花なんだな・・・と、今更ながら驚愕し目からウロコなのでありました。





現在、東京の友人Tさんが入院しています。 お見舞いに行けない自分がもどかしい。
そんなワケで、この友人の快気を願って、一番にこの菊の花の縁起の良さを贈りたいのであります。




て。あれ? 撮影し終わって気づいた!
物見高い目つきの鋭いものが、いつの間にか一緒に写ってるwww
ということで、猫神さまもTさんを応援しています(`・ω・´) b