岡山怖いw

魔羅節 (新潮文庫)

最近、岩井志麻子ブームである。
つっても、その著作は読んだこと無かった。 前評判が読む気を起こさせなかったから。
で、なんやかんやと話の流れで、某篤志家殿が突如プレゼントしてくださった!
短編で、文体もスムーズで非常に読みやすい。
がっ! やはり前評判どおりだ( ;゜Д゜) 短編二本読んだ時点で、脳がガクブルってきた!!!
どこかで似たような物を読んだことがある・・・? と考えた結果=残酷な神が支配する を思い出させる恐怖感。
あと、山岸涼子の陰鬱な展開と景色に似ている。 救いようがないオチ。 
かつて見た、暴動寸前映画「バリゾーゴン」も思い出す。 田舎の閉鎖された人間関係って激しく怖いんだよう・∵;(ノД`)ノ
あまりに怖いんで、1冊一気には読めません(汗)




ちなみに、1本目のタイトルは「乞食柱(ほいとばしら)」。
『えええええ!? ほいとって、乞食(放送禁止用語だよね;)のことやったーん!?』
いや、私が珍妙な格好?をしていると、よく親父が『ほいとみたいな格好やめれw』と言うのが口癖で。
・・・西日本の方言というか、昔風の呼び方なのかね。




で、2本目は「魔羅節」。
つかこれの展開とオチで、精神が彼岸に逝きかけた。
でも主人公の少年(青年?)は、思いっきりコンギル(ジュンギ的容姿)みたいだ!?と思ったのですが(爆w
志麻子さん、ジュンギファンの筈だよねw



●密林のレビューでは、このように評されていて納得。 
悲惨な現実でプツリと途切れるか、現実と妄想が融和して目眩まされるかのどちらかの話しかないので、
湿度が高くストレスフルな1冊だ。鬼畜系の官能譚か、暗部をえぐる話が好きな人以外にはオススメできない。
 


花よりも花の如く 第5巻 (花とゆめCOMICS)
で、志麻子本でパニックに陥りかけたワタクシは、横にあった成田美名子の新刊をダッシュで掴み読む。読む。読む。
で。まさか韓国が舞台な展開になるとは夢にも思わんかったぜ! 
能舞台韓国公演を、うまいこと時代をずらして1999年頃に設定しているところが新鮮。
韓国伝統芸能廃人ヽ(゚∀゚)ノ ← のワタクシ大喜びの仮面劇も一瞬出てくるし♪
いつか能も見れる日が来るといいなぁ・・・と、あらためて誓う一冊。