山岸凉子

ヴィリ (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ)

読んだ。 某殿堂男のご指摘どおり、前半クライマックスでぶっ飛んだ。
まぁ、よく考えりゃ、山岸作品によくあるテーマじゃないか! 王道中の王道ぞ!! と自分を責めてみるも間に合わず。
アラベスクにおいてのジゼルで、生涯の恋愛感に影響を与えるほどの夢をくれた山岸先生。
あれから数十年(?) 見事なまでに、恋愛における死ぬような痛い目を描ききってくれまして。
人間が怖い。人を愛せない。 そんな、どん底人生の最終章に相応しいオチをつけてくださった感満載でございます。
蜘蛛の糸的、かすかな希望を持たせるオチは、ちょっとだけ救いだったか。
しかし、人間の負の心理を描かせたら世界一だよ。ほんと。天才。



専業主夫ツレのプチべジ・クッキング

コレは、ツレがうつになりましての、鬱になってたツレ氏の特技である料理を描いた物。
帰国子女で、子供時代をフランスで過ごしたそうなので、日本の伝統的庶民の味・料理とは一味違う所が興味深い。
料理を全く出来ない作者(妻)に、こんなにこまめな料理人の夫がうまいこと出遭ったもんだな・・・と羨ましい。
写真とレシピもあるので、普通に料理本として使えるのは優れものではなかろうか。



しかしヴィリと、この本を同時注文していて、先にヴィリを読んでしもーて意識朦朧中なので・・・
内容がイマイチ頭に入らなかったw 後日、あらためて読み直そう(・∀・;