少女マンガ3人展

 
オフィーリアを見たあと、他美術館の開催情報を見ていたら、左のポスター発見@下関美術館。
どあああああああ。 エロイカー!!少佐ーーーー!!!!!?
よく見りゃ、先週の日曜日には青池先生のトークショーやってるし_| ̄|○
下関出身の水野英子に憧れて、下関在住の青池保子がファンレターを書いたことがキッカケで
デビューしたのは知ってましたが、文月今日子も下関?と思ったら、出身は愛媛で現在下関に
在住とか。なるほど。
ちなみに、下関美術館付近の道を通っていると「青池組」と書かれた看板を見かけることがよく
あるのですが、あれは絶対、青池先生の実家に違いない!と睨んでいます♪ <土建屋だもんね




というわけで、トークショーが終わってようが死ぬまでにゃ一度、青池作品を拝んでおかねば!!
と、電車とバスを乗り継いで行ってきたぜ。
しかし、プロの原画の美しさに、しばし呆然。 ずーーーっと眺めていたい。
水野英子が活躍していたのは、50年代〜70年代くらいなので、実は少女漫画界黎明期を支えた
大作家であるにもかかわらず、作品は一度も読んだことがありません。



石ノ森章太郎赤塚不二夫水野英子と3人合作漫画の展示が興味深い。こうしてみると、3人とも絵の雰囲気が良い意味で似ておりました。
読んだ事はありませんが、典型的昭和の少女漫画という感じのイラストが可愛かったです。




青池作品。雑誌掲載時には気づかなかった、細かい絵(小道具)に大ウケ。
ヨーロッパ調の彫刻の前に座る少佐の手元に、カゴメトマトジュースとか置いてあるしw
ナマさんの好きな、ベンツに座りツナギを着てホースで水浴びする少佐の絵もあったでよ(・∀・)b
連載当時からすると、30年以上たった原画も昨日描いたかのように美しく、時を忘れる美しさ。
エルアルコンの原画も、紫を着る男とかもう、普通に伯爵的感覚で眺めておりました(´∀`*) <盗んで少佐に追いかけまわされたいのか?w 
アルカサル王城の原画などは、中世ヨーロッパが舞台なので、西洋の城っぽい作りの下関美術館の展示に合うのよ、これが。
多分、西洋絵画もかなり参考にして描いていると思われ、漫画ファンならずとも見ごたえ充分。
今回初めて気づきましたが、青池作品は赤と青の使い方が絶妙で、脳の芸術回路を癒す系の色使いでございました。




本日は文月先生ワンポイントアドバイスということで、漫画・イラストの指導に来館されてました。
漫画家が目の前にいるということに浮かれ、つい写真撮影してしまうミーハーヲタ。ふふふ。
というわけで文月作品は、ポストカードなんかにピッタリの絵本的に可愛いイラストが多かったです。
清水玲子が、ストーリーは萩尾望都に影響を受け、絵は文月今日子に影響を受けた!と言っておりましたが、確かに一瞬、清水玲子のイラストに
似てるなーー!?と思う雰囲気炸裂でした。