門司港レトロ行脚その1 古代と近代の融合

   
大正3年建築、国の重要文化財門司港駅にて。
九州の最北の地にして玄関口、門司港。 釣りバカ日誌10 での舞台にもなっております。
線路の始まりの終わりを見ると、どこか郷愁的な。



                       
関門海峡の真下にある和布刈神社。


和布刈神社は九州最北端に位置する神社で、仲哀天皇9年(西暦200年)に創建。
主祭神は比賣大神・日子穂々手見命・鵜草葺不合命・豊玉日賣命・安曇磯良神です。
平家物語では壇ノ浦の合戦前夜に平家一門が勝利を祈願して、願文を奏上したと
伝えられています。
社名となっている和布刈(めかり)とは「ワカメを刈る」の意であり、毎年旧暦元旦の
未明に三人の神職がそれぞれ松明、手桶、鎌を持って神社の前の関門海峡に入り、
海岸でワカメを刈り採って、神前に供える和布刈神事(めかりしんじ)が行われます。
この神事は 県指定無形民俗文化財に指定されました。

古代と現代が融合する地。
(先日の、海上自衛隊船と韓国船の衝突事故はココですな)




ちなみに、1月26日頃がめかり神事と今年初めて知りました。
毎年、真冬の深夜に神主さんたちがこの階段を降りた海に入っている
ニュースが流れるとはいえ、日にちまでは知らなかったのですが、
ひょんなことから把握する事に。
というのも、市の文化財課?から何度も留守電に伝言が入り、
『1月26日の神事についてのお話を伺いたく、至急お電話ください』 と。
いやいやいや。 誰か高名?な学者先生ん宅と間違えてるしΣ(・∀・;!?つうわけで、市の文化財課のメアドを
ぐぐって探し、間違えてますよー!とメールを送ったのですが、届いてるのか届いてないのか音沙汰なしw
つうわけで、そうか。 そんな恐ろしく寒い時期の神事だったのか・・・と再認識@震えた次第。 ぶるぶる。
・・・でも、一度はそれを実際に拝みに行きたい気も致します。 




で、タイムリーにも古代・神事つながり?ちゅうことで。
運良く、近くの出光美術館門司でそんな展覧会が開催されていたので寄ってみた。
当初、駅の観光案内所でこのポスターを見た瞬間に、山岸涼子がよく描く雰囲気も
感じ取り、行くしかない! 絶対行く!!と。



がしかし、実際にはこの手の絵はコレ1枚だけで、江戸時代の美人画が主だった罠。
思いっきり釣られたw
けど、酒井包一、仙崖和尚、上村松園など出光コレクションの美人画仏画が展示
されており、見ごたえ十分♪
ちなみに、この絵の女神は天の岩戸の前で踊って天照神を誘惑している瞬間を描いた
ものだそうです。 どうりで楽しそうなワケだw