埃及展


トリノ・エジプト展に行って参りました。
往復4時間かかる美術館なので、どうしようか迷ったのですが、行って良かった!
エジプトをたく・・・ていうか、5歳時の初恋(?)がツタンカーメンという真性埃及萌え人間としましては、
やはり行かねばなるまいて! という訳で右のポスターの、向かって右側がツタンカーメン像!
一般的な黄金のマスクとは全然違うとは言え、考えてみれば・・・
「やっと逢えたね」みたいな?
思わず、手を合わせて拝みたくなりました(-人-)なもなも。






展示会場の照明が物凄く暗〜く設定されており、ほんとにピラミッド内を徘徊している
ような妖しい気分にさせてくれる演出が面白かったです。
あと、自分が過去に出向いたエジプト展と比較して、これでもか!という程色々と
興味深いものがあり見応え十分!


 
さて、今回この美術展に出向いた本当の理由。
それが、このバステト神を買いたい一心で!かもしれない(・∀・;
バステト神は、豊穣の女神の化身。  
エジプトは、それこそ本当に八百万の動物神が沢山いますから、我が猫神神社は、
もしかするとこの系列?なのかもしれませんね?w
いや〜 それにしれても、普通の黒猫とは違い高貴ですなぁ(´∀`*)
金のピアス(耳輪)が神々しい♪







しかし他にも非常に魅惑的な女神像やツタンカーメン像もあったんですが、全部買うわけ
にはいきませんし、ていうかツタンカーメンには思い入れがありすぎて、レプリカは顔の
表情がチャチ過ぎて個人的に全く駄目だ・・・ってことで、じゃここは雰囲気重視で、
死を司る神ですが、アヌビス神像を購入することに。
以前は、ミイラ職人が儀式的にかぶるのがアヌビス面(デイモスの影響w)だったので、
ちょと恐いイメージだったのですが、
今回の美術解説でアヌビス神は元々、ジャッカルを模しており墓前で不審者を追い払ったり
して守り、死者の手を優しくひいて冥界へ導く図ってのが印象的で美しかったので、
ある意味心が落ち着くというか、癒し的な。 犬神さま万歳!



つうわけで、物販コーナーに30〜40分近くも張付いて・・・店員から警戒される\(^o^)/
だって、他にもバステト神ストラップとか、パピルスとか、萌えグッズが山のようにあって・・・
しかも、ハトシェプスト繋がりで、山岸凉子とエジプト展とのコラボグッズもあったり、
冷静さを失うワシ。 つ、疲れるw    この時点で既にへろへろ。 






しかしその後、更に疲れる展開。
美術館所蔵の常設展が予想外の品揃えで、いきなり『え!?この絵、ダリじゃね!?』と思ったら、
やっぱり有名なダリの聖母! んなとこに普通にあるっておい!!!
これは、原爆なんかもテーマになっているそうで・・・ダリにしては、かなり普通な感じで一番好き
かもしれない。



あと、藤田嗣治の有名な美女と猫の絵も、ここが所蔵だったんかぁ!!!
てか、ルオーの絵もあるじぇねぇかぁぁぁ!!! ユトリロもあるし、何気に品揃え凄い。
あと、個人的に最近気になり始めた、佐伯祐三の絵もあって感動。
和製ユトリロ風で非常に魅力的な風景画を描いていると思うのですが、存命中は全く認められず、
精神を患った末、食事を拒否し衰弱死(ほぼ自殺)したという悲劇的な画家なんですが、
ほんと好きなんだよなぁ。惜しいなぁ。
あと、今回初めて知った画家ですが、長谷川利行って人も要チェック。
まだまだ知らない日本人画家は多く、勉強不足ってレベルじゃない(反省
で、ここまでが常設展示1。




常設展示2。
ここもまた、思わず感嘆の声が出てしまった。
なんか古本のにほひが漂うような?と思いつつ展示室に入ると、十二神将やら仁王像やらすし詰め展示!w
よくみりゃ、当たり前!なんですが、頭の上にそれぞれ十二支の動物が乗っかっており・・・・ギザカワユス( ゜∀゜)♪
特にウサギとか萌えだろう? サルはどこでもいい感じにトボケてます! 
ヘビは・・・古代エジプトではコブラで威厳ある装飾なのに神将様のは、とぐろを巻いて帽子風に鎮座しているので、
ソフトクーム的なのか、はたまたウ●チョス的なのか(ノ∀`)www とか考える罰当たり。
そんな感じなので、きっと千年の昔の職人さんも、これ作ってる時楽しかったんじゃないかなぁ?なんて思いを馳せたのでありました。