風景の歴史

  
近所の公園。 
数年前まで市民会館があったのですが、老朽化により取り壊したのち公園に。
それより更に昔は、日本陸軍造兵廠があった場所。
この芝生の下には今でも、封印された地下施設があるようです。


1933年に陸軍造兵廠小倉工廠として発足。
小倉城の南側に位置し、敷地は約58万平方メートル。
現在の市役所や警察署、勝山公園、大手町付近に渡って広がっていた。
最盛期には約4万人が働き、銃器や砲弾、銃弾などのほか、米本土にむけて飛ばされた風船爆弾も製造した。
構内には約270棟の施設が立ち並び、地下道のほかに地下施設もあった。
このため、原爆投下の第一目標とされた。(当日曇っていて長崎に変更)
その後、再開発で官庁や公共施設、公園、民間企業などに生まれ変わった。



桜の木の下で、ピクニックしたりお昼寝したり、現在は、絵に描いたような爽やかな風景も、
暗い歴史と平和の象徴と思うと感慨深い風景かもしれません。