タイム・スリップ的な話。

nekonyao2005-08-16

先日、父がカップ麺1ダース箱入りを貰ってきた。
何故1ダースも?と聞くと、ウチは山の麓で親戚の田んぼを借りて畑を作っており、
その田んぼの川から見て下流の一部は余所の農家の土地も含まれている。
よって、父の畑の横を通る山から流れる川の水は、その辺一帯の農家共有のものであり、
誰の物でもないので自由に使えばよろし!てなものなのである。
だが、万が一ウチが水をせき止めてしまった場合、余所の農家さんは困るのである。
なので、その農家さんが『うちにも水をよろしくお願いしまする!!』てな感じで、酒(一升瓶)を持って挨拶に来たらしい。
が、別に水をせき止める筈も無いし、そのようなものを頂く程何もしてないしで父は
『そんな事、気にせんといて、どんどん水は使えばよろし! よって、お酒は受け取りませんよ!!』
と、言うと相手さんは『是非是非差し上げますから受け取ってください!!』と言い続け譲らないので、下戸の父は
『第一、わしゃ酒が飲めんので受け取れんのです!!』てな感じで、その戦い?に勝利したらしい。



と、後日『酒がダメなら、これを持ってきました(・∀・)!!』てな感じで、わざわざ今度はカップ麺を持って来たらしく、
とうとう根負けして受け取った次第。



しかし、今どきこんな田舎気質な挨拶があるんだねぇ・・・と、ちょっと驚く。
そういえば、悪魔の花嫁って漫画で、水をせき止めたせいで上流と下流の畑の人々が争いになり、人死が出て子々孫々まで
恨みが消えなくて・・・てな恐怖ストーリーがあったような気がする。
江戸時代やら、せめて明治・大正時代・昭和初期までなら、このような展開もわかるが、平成の現代においてもこんなにも
丁寧な挨拶があることを知り、余所様との付き合いというのは気を使うものなのであるなぁ・・・と驚愕。



で、その12個のカップ麺、賞味期限が10月に迫り、残り5個という状態であったので、昨日、姉家族の昼食に振舞おうと
したところ・・・お湯を入れたら、盛大にカップから水漏れしだすΣ( ̄□ ̄;!
何事じゃーーーー!?と、調べたところ、どうも犯人は【ちびこ】であることが判明。
カップが入った箱に、何度かダイビングしているのを目撃した事があり、カップに爪が突き刺さって穴が開いたらしいorz
母激怒というわけで・・・本日の夕食は、ワタクシが責任を持って穴の開いたものを鍋で茹でて製作し食べました。
味はいいんですが、夕食にカップ麺というのは、妙な具合にお腹は一杯になるが胃もたれる・・・みたいな。
昨日に引き続き、納得できない満腹感により、精神状態も微妙と化しております(;´∀`)