本の話

ブックオフへ行くと、萩尾望都の文庫が100円で10冊以上売られていた。 全て、美品。
誰じゃ!! 神様の本を売りに出したのわっ!!と怒りつつ、文庫では持ってなかった物を中心に、キリのよい10冊をレジへ。 
そして店員さんが値段チェックをしているのを何気に見ると、一冊だけ350円の本が紛れ込んでいた。
ブックオフでは100円の本しか買わない!と決めているワタクシとしましては、即座に
『あれ!? それ350円!!? 100円のコーナーから持って来たんですけど!(だからいらないよと言おうとした)』
と、早口で言いましたところ、『あ・・・じゃぁ100円でいいです(;´∀`)』と返される。
店員さん(推定20歳男性) そんなに適当でいいのか? 上の人に怒られたりしないの? 
そして、まるで大阪のオバサマ(推測)のような値切りの雰囲気にワシも歳をとったもんじゃのう・・・と、遠い目をorz



本日元々は、書店にハチクロの新刊を探しに行ったのでありました。
本の発売日とか全然知らないので、今までは発売してから数日〜数週間後に気づいて購入という事が普通だったのですが、
ネットをしていると、色んな方の日記なんかで発売日前から知るわけですね。
知ってしまうと、買いに行かなくちゃいけねぇか?てな気分になって買出しに行ってしまうのですが・・・
正直な話、*1そんなにしてまで急いで読みたい作品って無いのですね。
強いて言えば、百鬼夜行抄幻獣の国物語でしたが、幻獣の国は作者の都合により連載休止(永遠に再開は無いかも・欝)
で、もう5年くらい出てないし(泣) バルバラ異界も、次巻で最終巻らしいし・・・寂



そして、ハチクロは影も形もなく、見かけたのは王家の紋章@50巻だったわけで(笑)
イヴの娘の新刊も売っておったので買うべか・・・と、手に持ってウロウロしとりましたところ、入荷したばかりで
まだ棚に並んでいない、面白そげな本を見つける。 吾妻ひでお失踪日記
失踪日記

吾妻ひでおって、絵はよーーーく知ってますが、作品は読んだことない。
実家になぜか、オリンポスのポロンと思われる絵のついたトランプがすっ転がっており・・・<多分、何かの付録
先日、古本屋で同じトランプに2千円の値がついていることを知る��(゜Д゜〃) !



それはともかく、吾妻ひでおの失踪ぶりが素晴らしい一冊。
アル中で入院したりして、ちょっと鬱な展開もありますが、こういう実録漫画大好きです。花輪和一刑務所の中とかね。
失踪して、職質されて、警察署で取り調べられ、漫画家という事が分かったときの、吾妻ファンの警官とのやり取りが面白い。
その後、ガスの配管工をしたりして、学校を出てから一般の仕事をした事が無かった作者が社会を学んでいるところが楽しい。
舗装工事中の出来立てのアスファルトが、熱いということを初めて知ったとか。
ええええ!? わし、4歳くらいの頃には出来立てアスファルト熱い=危険!って知ってたぞい!?
なぜ知っているかというと、出来立てでまだ完成されていないアスファルトの上を四つんばいになって走った事があるので(何
いやー。今でもその熱さ覚えてるね(アホ) 
そして手のひら真っ黒=4日間くらい取れず=歳の離れた姉に風呂でこっぴどく叱られる(;´∀`)
あと、親の知り合いの子供が、舗装中のアスファルトで大ヤケドしたとか言う事件も発生したでなぁ。



というわけで、思わぬ掘り出し物を見つけた日。

*1:決して強がりではありません(笑)・・・多分( ̄ー ̄;