乱歩

nekonyao2005-12-27

教育テレビにて、大槻ケンヂが紹介する江戸川乱歩の番組を見る。
今日が最終回なのだけど、オーケンの語る乱歩感は思い込みが激しい現代的推測な感想が多い。
そういう突拍子も無い意見、オーケンのセンスが好きなワタシは笑えたが一緒に見ていた母は
『この人、何が言いたいんだか意味不明!!』と呆れてトイレに立ったり、湯たんぽ作成を始めたり。
いやまぁ、そもそもうちの母は乱歩のような荒唐無稽な内容の小説は読まない人だから、無理も無いわけで。




今回、オーケンの語っていた事というのは、明智小五郎ショタコン説・怪人二十面相コスプレイヤー説(!?)
途中で出てこなくなった明智夫人は、実は二十面相に心変わりをしたんじゃないか。
小林少年を可愛がって自宅に住まわせる少年愛的な明智より、二十面相と一緒にコスプレ服の製作をしたほうが
楽しいに決まってる!とかwwwww  
母が怒り出すちゅうか、分からないのも無理は無い。 いくら母が人生経験長いつったって、ショタコン・コスプレてな
言葉を即座に理解出来る筈無いですからな。 むしろ理解できたら厭だw




ワタシも子供時代に読んで以降、少年少女向けの乱歩作品は読んでおりませんが、とりあえず今回あらためて紹介されたのを
見ていると、あまりの馬鹿馬鹿しい設定に失笑してしまった。
オーケン自身も、その二十面相の子供だまし的な仕掛けの数々に失笑しつつ紹介しており、乱歩を全く知らない人が見たら
営業妨害になりそうな勢いで(;´∀`) 
分かっているんですよ。 凄く馬鹿馬鹿しいって。(人間パノラマとか顔を別人に変える変装とか)
でもそういう馬鹿馬鹿しいものに騙されてみるのもまた楽しいのです。
京極作品が好きなのも、乱歩の流れを汲んでいるからってのは大きいかも。 
京極は読みながら『そんな馬鹿な設定があるかーーーー(゜Д゜)!!!』と激ツッコミながら読むのが好きです(笑)