広島遠足その1

nekonyao2006-09-28

  
母が、かねてより広島県立美術館で開催中の藤田嗣治生誕120周年展示会へ行きたいということで、新幹線日帰りツアー(?)を決行。
広島到着後、駅でとりあえず地図をゲット。 これが非常に役立った・・・いや役立ちすぎて、全行程歩く羽目に。
まず、県立美術館へGO! 1キロ弱か。 途中、狭い路地のような場所に入って行ったので、本当にこの道で良いのだろうか?と
不安になり、再度地図を確認していると、公園の庭師(?)風のおっちゃんが目に入った。
60〜70代くらいの、頑固&怖そうな風貌だったので聞くのを躊躇っていたら、母が速攻聞きに走ってくれた。
近所なのに、美術館の存在を知らないらしくあまり詳しくは分からなかったものの、見た目に反して物凄く親切で感じの良い方で、
『どこから来たんかねー?』と気さくに話しかけてきた。
福岡から・・・と答えようとしたら、母が『小倉(こくら)でっす(*´∀`)』 と、めちゃローカルな地名を答える。
おいおいおい! 九州以外の人に、小倉とかマイナーな地名言うても分からんのとちゃうかい!?と思ったら、おっちゃん
『おおお! 小倉かー! わしも九州出身なんじゃよ〜♪ 鹿児島じゃけどなー 良い旅をー(*´∀`)』 と。
つりバカ日誌にでも出てきそうな、今時見かけないほどの暖かい空気を持った、おっちゃんであった。惚れたぜ。





そして、美術館到着。
藤田嗣治て、ほとんど知らない画家だったので、どんなもんやろ?と油断していたのですが、見てみるとハマった!
子供の頃から美術館めぐりが趣味の家系に生まれているので、最近はどれも見飽きた感があったのですが、最後の最後まで飽きずに見入ってしまった。 
しまいにゃ、自費で図録@2300円まで購入。
藤田氏、1900年初頭にフランスに渡ったとかで、若い頃の絵は当時の有名画家の影響をモロにうけた感あり。
『あ!これ、モディリアーニに似てないか?』とか言って解説を見てみると、影響どころかモディリアーニ夫婦と仲良しで一緒に静養先で過ごしながら、
絵を描いていたらしい。なるほど。
しかし、モディリアーニは若くして亡くなっているので、その出会いは偶然で必然で貴重なものだんだろうなぁ・・・と妙な感慨にふけった。
藤田嗣治画文集 「猫の本」
そして、ハマッた理由のひとつが、猫の絵が多かったということ。
猫の絵というか、絵画の端っこに必ず飼っていたと思われる猫が描かれていて、それが可愛いのなんのって。
で、売店で上記の猫の本という画集も売っていたので、おお!欲しい!!と思って手に取ると・・・三千円(;゜Д゜)!
・・・図録が2300円なので挫折しますた_| ̄|○
右上の画像は、藤田氏の写真。 抱えている猫も、何度も登場してました(*´∀`)






美術館見学後、広島に来たからには、原爆ドーム原爆資料館に行かんといかんでしょ!というわけで、徒歩にて出発!
・・・しかし、その前に空腹が絶頂に達するワタクシw  ぼんやりとした頭で
『広島の名物料理って何かあったっけー?』と呟いていると、母が『そりゃあんた、広島風お好み焼きだろ?』と即答。
おおおおおおおおお!!!! 完全に忘却しとったヽ(゚∀゚)ノ それだ!!それしかないっ!!ということでw
お好み焼き屋探しに燃える・・・が、なぜかビル街で食べ物屋がない_| ̄|○
ふらふらになりながら、なんとかSOGOを発見! ここならレストラン街なんぞにありそうだ!てことで駆け込む→見事発見!!
で、食べたのがこれ。 

普通のお好み焼きほどコッテリしておらず、ちょうど良いボリューム。 非常に美味かったです。
ただ、ひとつ1280円はやたら高い気がしたが、スポンサーの母がいるので気にしない方向でw
ここの女性店員さんに、原爆ドームへの道を聞いてみる。 これまた、笑顔の爽やかな人で心があたたまる。




広島ええとこやな〜(´∀`)  ということで、原爆ドーム話はまた明日に続く。