おもーさま

山へ行く (flowers comicsシリーズここではない・どこか 1)

山へ行く (flowers comicsシリーズここではない・どこか 1)


アマゾソの「この商品を買った人はこんな本も購入しています」という所を何気に見たら・・・
萩尾先生の新刊じゃないのーー!? しかも既に6月発売だし_| ̄|○
しかし、アマゾソとかラクテソなどの関連商品・・・趣味の同じ人の購入する物はドンピシャで、いつも発売に気づいてない
本を紹介してくれるんで助かるぜ。(ワシと趣味が一緒のマニアックな人!感謝w)
で。今回のは超短編集。一応、短編が何作か繋がったやつもありますが、「え?もう終わり?!」と非常にお名残惜しい。
萩尾作品は、ポーの一族のグレンスミスの日記にしてもそうですが、短編でも長編を読んだ気にさせる天才作家ではあるの
ですが、今回は、この短い話から無限に話出来そうなのにぃ!という残念・無念感が溢れるまくる。
弟が30年前に購入した宇宙旅行のパスポートの話は、意味もなく涙が出た。
音楽一家に生まれた音楽の才能の無い男の悲劇が実に恐ろしい・・・と思ったのですが、そこは萩尾作品。
良い方向にマトメてくれた。 この作品は、山岸凉子の暗黒サイド風を思い起こさせる話の流れが、実に不気味で心地良い・・・
SFなのか、ブラックなのか微妙なところも興味深い一冊。