1945年からの使者

アメリカ在住の方から、素敵すぎる郵便物が届きました。
絵画は、ラファエロミケランジェロダ・ヴィンチなどの中世ヨーロッパ系画家、19世紀〜20世紀初頭の印象派耽美派
アールヌーボー等、なんでも好きなのですが、その中でも特に印象的で、筆タッチではゴッホと並ぶ勢いで圧倒される画家
ジョルジュ・ルオーの大ファンであります。
しかし、ルオーは作品数が少ないのか? 貸し出しをあまりしないのか? 色んな美術展で2〜3点見るのが限度。
ゴッホほどメジャーでもないので、なかなか画集も良いのがない。
というわけで、大好きな画家にも関らず、一冊も持ってないという悲しいルオー人生を送っておりました。
そこへやってきたのがコレ!  ルオー画集(左)と、ミュシャ画集(右) 
     
手紙が同封されていなかったので、「ん? 古本? てか、これもしかして図書館の本!?」 と。
本の後ろに、図書カードを入れる紙袋がついていたのでございます。
以前、近所の図書館で古くなった本を無料配布したことがあったので、そういうのかな?と思っていたのですが、
あとからメールでの補足によると
     アラバマ州の図書館にあったもので、今にもバラバラになりそうな状態です。
     それに、かび臭くて。。。古い本(1945年版)でお送りすべきか迷ったのですが・・・

なんですとー!? そんなに古い本なんですかっ!!! 1945年つうと、終戦の年じゃないですか。
すげぇよ。62年間、アメリカの図書館で色んな人の目を楽しませて来た画集が、最終的に日本の片田舎にやってくるなんて!
聖夜の奇跡だ!(ちと早いがw) そんなわけで、勝手にこれはアメリカのサンタさんからの夢のようなプレゼント認定♪
確かに、丁寧に扱わないと今にも腐海に沈みそうなくらい崩壊寸前なんですが、かび臭い?とか全然関係無いですし。
もう、存在自体に感動しまくっているのでありました。
今までの人生で一番心を打たれた衝撃の贈り物であったような気がします。 本当にありがとうございました!!