挫折本

世紀の女王誕生―ヴィクトリア女王〈1〉 (中公文庫BIBLIO) 

図書館本。 ヴィクトリア女王の生涯。 上下巻。
元々、歴史に名を残した偉人伝というものが子供の頃から好きだったのですが、そういやヴィクトリア女王に関しては、ほとんど知らないなー!と思い立ち。 
19世紀の風刺画とかで見たくらいか。 不思議の国のアリスに出てくる女王もモデルでしたっけね。
で、とりあえず上巻だけ借りてきたのですが・・・すんごい分厚いので、不吉な予感はしたのですが、見事的中(何)
女王が生まれる前からの王家の複雑すぎる家系図、王子・王女達の現状・成り立ちが非常に詳しく書かれすぎていて、ちっとも頭に入りません。
女王の母が、ドイツ貴族ということもあり、話はヨーロッパの貴族との関係にも及び、登場人物の名前、爵位等が脳内大混乱。




元々、ヴィクトリア女王の名前を知ったのが、子供の頃に読んだ山岸涼子のひいなの埋葬における血友病記述がキッカケでした。 
ネコタの知識の99%は漫画と思って間違いない(・∀・)b
で、まず血友病って何!?から始まり、その保因者として世界的に有名な女王の名前も知る。
遺伝的要素が多い病気らしいですが、女王の場合は突然変異型保因者だったようで。
血友病で有名なロシアのアレクセイ王子は孫にあたるのかな。 そこからまた、ラスプーチンへと脳が飛びつつ・・・話を戻す。
でも、その後の英国王室を見ている限りでは血友病を発症した方はいないのかな? 
そのまま保因せずに抹消されていくに越した事は無いですが。




とりあえず、興味深いところだけ拾い読みしたところによると、当時、先代の王が発狂!?して退位したり、王位継承者がいなくなったりで、これはヤバイ!
という状況の中、最後の希望であった、イトコにあたるシャーロット王女が、50時間の難産の末に母子共に逝去したことによって、運命の歯車が回り出す。
この王女が生きていたら、歴史はまた変わっていたのだろうなぁ・・・と、考えてもせんないことを、つい考えてしまう。
しかし、50時間の難産の末に逝去。 想像を絶するぜ( ;゜Д゜)!
いや、うちの姉がそんな風に死にかけながら(一昔前なら確実に死んでたレベルの難産)、甥っ子を産むところを間近に見たもんで、いまだにトラウマなのですよ;;;
女の人って・・・大変です(涙) と、本筋とは関係ないところで読書中断。 ま、わしはこんな調子で本を読むのが非常に困難な体質でやんす_| ̄|○
ちなみに、この難産で逝去したシャーロット王女の担当の医師は自害して果てたそうで; 時代やなぁ;;;





余談ですが以前聞いた話(憶測)だと、確かヴィクトリア女王の孫?にあたる王子が娼婦と恋をした事がキッカケで、その揉み消し工作で
切り裂きジャック事件が起こったとか。 切り裂きジャック=王室御用達の医師の仕業らしい。 ほんとか!? 
あー。また謎めいた歴史を考えると、宇宙脳になってぐーるぐーると無駄に悩んでしまうぜ。 
というわけで、実質この本の5%しか読んでなくて感想を書いております(・∀・;
もう1冊、短めのヴィクトリア女王伝があったので、そちらを借り直す方向で終了! 本嫌いの子供のようだw




【追記】
当時、ラスプーチンという姓は西シベリアでは比較的多く見られた姓であるが、帝政ロシアを崩壊に招いた人物の姓は忌み嫌われ、改姓する者が多く出た。
スターリンの秘書も元はラスプーチン姓であったが、「ラス」を除いて単にプーチンと名乗るようになった。その孫がウラジーミル・プーチンロシア大統領である。 



なんとっ!? てことは、本来ならラスプーチン大統領という名前だったのか! 妙に納得・・・なんて言ったらヤバイっすか( ;゜Д゜)!?雲隠
ちなみに、ラスプーチンを知ったのは、オルフェウスの窓でありやんした(・∀・)b わが知識にいっぺんの悔い無しw