元祖・猫耳作家

nekonyao2008-06-04

グーグーだって猫である。第四巻。 そろそろ映画も公開するのかな? 
1〜2巻では、猫の話というより作者の癌手術記録になってましたが、今回は自然の多い一軒家に
引っ越して、庭に来る野良猫保護活動に力を入れるという展開。
かつては、サヴァ(♀)1匹飼い。 その後、グーグー(♂)を一匹飼い・・・だったのが、最終的に
13匹の大所帯に。
財力さえあれば10匹でも20匹でも!つうのは理想ですが、しかしやっぱトイレ掃除がハンパなく大変みたいですね。 
チビコさんだけでも大変なので想像を絶するぜ;;
グーグーだって猫である(4)
野良猫母さんが、何らかの理由で生まれた直後の子供を失った時の空虚な気持ちを描いたシーンでは、全然関係ないのに、
デジャヴ的?な感情というか光景が目に浮かんで涙ぐむ。
なぜか・・・自分自身が6年前に精神的に生死の境を彷徨ったときの事も思い出したり(?)
ちょっとした何気ないシーンが、心に突き刺さる。
この作品はエッセイですが、綿の国星においても猫の心情を擬人化した登場人物に上手い事表現させる技は天才的な
大島先生だからなー。 創造&想像力とか作家としての力以前に、ある意味、巫女的な霊力を持った作家なんじゃないかな。
と良い意味で疑いたくなる。




しかし、まさかこのエッセイが映画化するとは思わんかった。 
全く誌面・マスコミに出てこない、人嫌い?で浮世離れしたイメージの大島先生。 
映画では小泉今日子ですが、一度だけ幻のように見た写真の記憶によると、歌手のaikoに似た感じの小柄で線の細い
可愛らしい感じの方でした。 漫画で描く自画像と全く似てないのに驚愕。
ミーちゃん(魔夜先生)とか、おモー様(萩尾先生)とかは、自画像そのままだからねw
ところでグーグーはアメショですが、顔だけで言うとチビコと全く模様が一緒だなー(´∀`*)  と、見てて幸せになれます。