娑婆気

しゃばけ (新潮文庫) [ 畠中恵 ]
以前から異常に気になっていたものの、未購入だった本。
気になりつつ、しかし原作を読んでいないのにスペシャルドラマは2年続けて録画するも、やはり見ておらず。
そんな意味の無い行動を テレパシックに予知Σ(゚Å゚;? したと思われるしゃばけ超能力者的篤志が贈ってくれたズラ!!!
というわけで、小説を5ページ程読んではドラマを10分程見るという、なんとも落ち着かねぇ見方をしてみましたw
ま、後半はイラついてきたので、小説とりあえず一気読みした後にドラマを集中して見ましたが。
ドラマはクライマックスのオチが若干変更されてましたが、まぁ許容範囲内ですかね。
この話って、今市子百鬼夜行抄の江戸版て感じで、テーマは非常によく似てますな。
百鬼との違いは、憑いて守っている妖かし達が涙ぐましく恐ろしいまでの忠誠心を持っているところか。
でもドラマでちょっと気になったのは、鳴家のCGキャラが西洋の子鬼的なのが微妙。 火事場の鼬も、原作の挿絵が可愛かったので、ドラマ版鼬怖いよーー。
あと、付喪神のなりそこないが取り憑いて殺人をしでかした、善良な人々はその後どうなるのん? 運が悪いで終わり?? この世は無情ズラね・・・





というわけで、あまり原作物の映像化は好きじゃないのだけど、これは意外とイメージぴったりですね。特に、仁吉と佐助が。


●左から、佐助・仁吉・若旦那 @ 超能力者んとこから画像無断転載赦せw




佐助が『坊っちゃまーーーーーー( ;゜Д゜)』と廊下を爆走して鴨居?をぶっ壊すシーンに茶吹いたw こういうのは映像の醍醐味ですな。
高杉亘は癖のある役が多い俳優ですが・・・この顔を見ていると、本当に物の怪なんじゃないかとマジで魅入ってしまいましたよ。
ちなみに、この鴨居壊すシーンから上手いこと原作では分かり難かった大工道具の墨壷ってモノを具体的にドラマ内で説明してくれたのはありがたい。



仁吉は、先日ご紹介した竹取物語で帝役をやっとった谷原章介だったのか! 
この人、現代物のドラマでチャラついた色男役より、断然時代劇の方が合うなぁ。
異常な忠誠心の中にある冷めた(鬼畜入ったw)目つき・・・この人の右に出る俳優はいないと思う。



坊ちゃまは・・・ひ弱そうという点では、意外と合ってるか?
この俳優の他の演技を見たことが無いので分からないのですが、若干カマっぽい喋り方が気になりましたが、やはりこれは、
世間知らずで心優しい坊ちゃん的役作り・・・と思う事にしておきましょう。



ちなみに、ちょっと気になったので「仁吉」でググろうとしたら、同系検索表示一覧で「仁吉×若旦那」 と入力している人がいたようで
パソコンに向かって茶吹いたw 腐女子はグーグルをも制す?・・・みたいな_| ̄|○www
あ。いや。ワシも実際、ドラマを見ながら、仁吉と若旦那は怪しい・・・とは思ってましたが(自首www



あと個人的に、一番ツボったのが屏風のぞき役の雨上がりの宮迫博之
実は今まで俳優における宮迫って、ずーーーっと嫌っておりました。
なぜって、ワシの愛する京極堂映画シリーズの木場修のイメージじゃなさすぎるから(鬼w
が、しゃばけにおける屏風のぞきは・・・ハマリ役だw ある意味、原作を超えたキャラだよww 完敗。



というわけで、第二弾ドラマのために現在順番を無視して、ぬしさまへとうそうそを注文中。
近いうちにまた続きを書く・・・かも?