最近見た映画

ＤＶＤデッキ、一斉清掃＠削除つうことで、数ヶ月ごとにまとめて見る癖がある。
ちゅうわけで。
　
男装の麗人・川島芳子
昨年末ごろに放送していたスペシャルドラマ。１４歳〜３５歳を黒木メイサ、３８歳〜４１歳までを真矢みき。
この激動の時代を描いた作品なのと、男装の麗人に弱いし、最近色っぽい役が多い真矢みきのクールな男役つうことで本領発揮？的なところも必見。

川島芳子。色んな映画やドラマで何度か見ていたものの、これがこの人の真実の人生ならば、なんと悲しい運命なのか・・・と、愕然とした。　
親戚にあたる愛新覚羅溥儀とは、またある意味比べ物にならない程の悲劇の人じゃないかと。
女性として、とんでもなく辛い目に遭った時、男として生きる決意をしての男装する気持ち、実はちょっと分かったりする。
若けぇ頃（？）職場で一時期、自ら望んで完全な男装モドキ（男性用の作業服を着て、髪を刈上げていた）をしていた事を思い出したりして、
ちょっと切なくなりましたわ。ぬーん。

で、ストーリーテラーが、実在の作家？と思っていたら、なんとアブサン物語の村松友視氏の祖父が実際に川島芳子に取材して昭和初期に
新聞連載していたんだそうで。
そして孫の村松氏が今回のドラマの原作だったのか！？！と、コッチのほうに驚いた。

ＮＨＫスペシャルドラマ、白洲次郎
ここ数年、各方面で話題になってる人。　かの明石家さんまも熱狂的ファンらしい。
しかしなんちゅうか・・・個人的に思うのは、日本を裏で支えた偉人なのは認めるのですが、彼がブームになっているのは、
当時としては超ハイカラ・破天荒・イケメン！？なことが大きい気がする・・・と思うのはワシが病んでいるからか？ｗ
しかし、噂に違わずこれまた凄い人だと思いました。
来月にまた戦後を描いた続編が放送するようなのですが、前編ではマッカーサーを叱りつけたところで終了。
良くも悪くも混沌とした時代の映像化は本当に興味深いです。

ところで、１７歳でオープンカーを乗り回している白洲次郎。　
・・・えーと。明治・大正時代の免許制度ってどうなってたんだ？？と気になる今日この頃。

映画　ダ・ヴィンチ・コード
基本的に、１．５倍速で視聴するのですが・・・一通り見終えてから、再度確認で何度か見た（意味なしｗ
とにかく話が入り組んでいてややこしいので、歴史とかもう一回頭に叩き込んでやね。
悪の黒幕、あんたかよ＿|￣|○？　　
的なお約束的菜な事はありつつも、トータルで言えば色んな意味で面白かったです。

まず、ルーブル美術館、絵画などが出てくるのが素晴らしい。
そして、全体を通してエロイカより愛をこめての実写か？と思うような展開が多かった。
笑う枢機卿、イン・シャー・アッラー、ハレルヤ・エクスプレス、第七の封印、９月の７日間・・・あたりを混ぜてシリアスにしたような♪　
・・・って、エロイカをたくにしか分からない事書いちまった(・∀・)ﾃﾍｗ

個人的に一番ツボったキャラは、殺人マシーンな修道士。
瞳孔が開きっ放しのような恐ろしい＆妖しい眼をしとるんだが、これはカラコンなのかな？
ググってみると、祖父の代からの俳優一家で、なんと奥さんがジェニファー・コネリーだった。意外。

キム・ギドク監督通のマイミク様の影響で、昨年初めてその監督の存在を知った。
最近では、オダギリジョーがこの監督の作品に出演していたので、日本でも知られるようになったようですが。
以前見たのは、春夏秋冬そして春。　という作品で、ある僧侶・寺を舞台にし、人間の醜悪な欲望や、人生を描いた作品で、静かに心打たれた。　
韓国というよりは、中国を舞台にしたような不思議に美しい映像。
なるほど、この監督の作風はこうなのか！　と、そのマニアックな人気の理由が分かった。

で、引き続きキム・ギドク監督の「弓」という作品を見てみた。
主人公二人の台詞が全く無い。　釣り漁船を営み、静かな美しい海の上で暮らす謎の老人と少女。
気に入らない事があると、客に向かって弓を放つ危ない老人と孫のような少女の関係が激しく謎のまま進行する。
そして、クライマックスに差し掛かって衝撃の展開。
・・・以前ご紹介した、韓国映画オールド・ボーイ程じゃないですが、かなりゲロい＿|￣|○吐血
ぷち残酷な神が支配する・・・的とでも言いましょうか＿|￣|○死
ちょっとトラウマになりそうな勢いではあるのですが、しかしそこは不思議な映像美と演出で許せた。
どこかの映画評論サイトで、
　　　◆オススメ度＝×　◆ストーリー＝×　◆韓流王道＝×　◆泣き＝×　◆笑い＝×　◆名作＝○　◆映像＝◎
という評価でワロたｗ　激しく納得ｗｗ
個人的に、この老人は弓の精？という解釈で終了したんですが、どうなんですかね。　そんな綺麗なもんじゃないか？ｗ