暗黒星


超久しぶりに書店に出向いたら、こんな素敵すぎるコーナー発見。 可憐だ(違
本を読むことが得意でなかったワシを活字中毒にしたのは、ポプラ社の怪盗ルパン&少年探偵団シリーズが始まりだった。
子供時代に一番欲しい物は?と問われれば、オモチャでも、洋服でも、ファンシーグッズでもなく、このシリーズ全巻!
本当に、恋こがれたもんである。
数年前、高校生で世界的なバイオリンコンクールで優勝した*1少女を取材した際、自宅の部屋でインタビューしていたのですが、
後ろの本棚に、昔のハードカバーのシリーズが全巻揃っており・・・・天才少女(の裕福さ)に色んな意味で羨望の涙を流した
ものでございます。うっうっうっ。 





ところで何年か前に、このシリーズは絵なども全て新しくなって・・・ありえねぇ(゚Д゚#) と思った物ですが。
あれは絶対に、ブーイングの嵐だったと思われる。
つうわけで?このたび、子供向けというよりは、旧子供だったワシのようなマニア向けに当時の絵そのままに発売したんですね。
素晴らしい ←ムスカ再びw
しかし改めて絵とタイトル見ると、激しく笑えますw 「地底の魔術王」の、猫顔のオッサンは誰だwww
([え]2-7)地底の魔術王 江戸川乱歩・少年探偵7 (ポプラ文庫クラシック)
とりあえず、この日は買う予定が無かったのでヨダレを垂らしつつ店を後にする。
ていうか、「暗黒星」が見当たらなかった(まだ発行してない?)ので、ちょっと残念だった。
そう。始まりはこの暗黒星という一冊だったのです。
おどろおどろしく、かつ神秘的なタイトルに、借りようか借りまいか図書館で悩んだ末に選んだ思い出の一冊ちゅうことで。




家の近所に図書館が無かったので、子供の行動範囲を超えた6〜7キロ離れた街の図書館までチャリで通ってましたよ。
学校の図書室? 
それがねぇ・・・6年生の時に新設校に移ったのはいいが、図書室に本が全く無い!?(偉人伝と事典等が何冊かあるだけ)
という、活字中毒者には拷問のような哀しい事態でねw 
つうわけで、乱歩にまつわる年寄りの回顧録はこれにて終わり。なむー。

*1:確か、南紫音さんというバイオリニストだったと思う