数奇な美女


私の好きな写真。 
なんと神秘的に美しい女性なのか。
これは、1860年代の幕末に撮影されたもので、右の女性は
楠本高子。
オランダお稲の娘。 シーボルトの孫にあたる。
左は夫。 写真当時、まだ16歳らしい。



この写真を初めて見たのは、8年くらい前?の新聞紙上。
松本零士氏の実家(本家)の蔵?から発見されたそうで、零士氏も
この写真を見て、衝撃を受けたらしい。
自分が長い間、追い続け思い描いてきた理想の女性像(メーテル)は
この、楠本高子さんだったのか!と。
ご先祖同士が交流があったらしいので写真が残っており、そういう意味
で言うと、遺伝子レベルで刻み込まれた恋心では無いかと言っていた。
クォーターなワケですし、メーテルでも違和感無いですな。


楠本高子様。
実は非常に哀しい数奇な運命と共に生まれて来たのですが、こうして、名も知らぬ後世の人間が、その写真の奥にある
人生の一場面を垣間見、夢想できるのは、本当に素晴らしい事だと思います。
生まれてきてくれて、ありがとう・・・と、伝えたい気持ちでいっぱいです。