流星と巨星


ペルセウス座流星群
13日未明、空を見上げて見ましたが、曇天で星がよく見えなかった。
きっと、小学校の修学旅行で行った阿蘇のお山の旅館に泊まれば、手が届きそうなくらいの距離と美しさで
星が見えるのでありましょう。





そんなまさに13日未明、流星と共に画家の熊田千佳慕様が旅立ったそうです。 享年98歳。
以前、ご紹介したこの絵本の挿絵を描いた方です。→ http://d.hatena.ne.jp/nekonyao/20081130#p1
私の原風景的挿絵画家。 



虫や鳥、草花などを美しい色彩で描写する細密画で知られた。
デザイナーを経て戦後、絵本作家として「ふしぎの国のアリス」などを手掛けた。
後年は「ファーブル昆虫記」の虫たちを描く作品群に力を入れ、同シリーズでボローニャ国際絵本原画展に2回入選。
“日本のプチファーブル"とも呼ばれた。 


数ヶ月前、NHKで取材を受けていた時はとてもお元気で、余裕で110歳くらいは達成しそうだったのですけども・・・
誤嚥(ごえん)性肺炎だそうで・・・そうか、お年を取られると、こういう亡くなり方もあるんですね。
取材を受けた際、お庭の草むらに座り、微笑みながら花々にやってくる蜂を触り、虫を眺めるお姿は、まるで仙人のようで
非常に神々しいオーラを放っておりました。
きっと今頃、つばめ流星号に乗って旅立ち、親指姫の花畑の専属画家として座っておられるに違いない。
素敵な夢をありがとうございました。