江戸川にゃんぽ

某マイミク氏のところで「92929」という謎のキリ番を踏んだらしい。
この数字、じっと見つめていると、人の顔だか猫の顔だか、はたまた妖怪の顔だか?幻覚が見えてくる気がする。
あるいは、『92929@肉を食わせろーーー(  ゜Д゜)!』という謎の雄叫びにも聞こえ。<幻聴?
いや、でも猫神神社のチビコさん的にはやはり、肉球黒いニャ。クックック』みたいな?w
ちゅうわけで、そのマイミク氏からキリ番プレゼント発送のお知らせは来ていたものの・・・
まさか、こんな素晴らしいブツが届くとは(爆w


      江戸川乱歩  パノラマ島奇談  

   
作画・脚色  丸尾末広Σ( ̄ー ̄;!?  脚色ってwww
乱歩の小説は出版社によって挿絵が違いますが、だいたい昭和初期の妖しい&怪しい挿絵画家の絵のイメージが脳に
染み付いております。
それに最も近く、更に怪しさ120%の丸尾氏ってのは、ハマリ画家ってもんじゃない。
これを描く為に生まれてきたとしか・・・とは言うものの、丸尾末広の本は1冊も持ってませんでした。
耽美は好きなんですが、ストーリーがあまりにエログロ難解なのと、若干値段が高いので手が出せなかった。
とりあえず昔、知人宅で読んだくらいか。
が、今回のパノラマ島奇談は原作が乱歩なので非常に分かりやすく、丸尾初心者でもスムーズに読める♪
いやしかし、ほんっとに素晴らしく妖しい脚色だわwww
んで、明智先生も少し出てくるんですが、影が薄い事この上なく・・・
丸尾作品においては、悪役や変態の方が映えるからなwww




って、よく考えるとですね。
わし、かなりの乱歩好きなのですが、なぜかこのパノラマ島の原作はちゃんと読んでなかった??!かも。
昔、同じく漫画家の高階良子作の、パノラマ島奇談を読んだつもりでいて、実はやはり読んでない。
だって、こんな少女漫画で乱歩を簡単に現しちゃいけないのだ!と、小学生のワシは思っていた(クソ生意気w
あと乱歩のドキュメンタリー番組で、確かパノラマの主人公である富豪の息子とすりかわる男の島とモデルは、真珠王の
御木本幸吉と聞いた覚えがあり、今回の作品を読んでも「黒蜥蜴」「孤島の鬼」などに代表される乱歩特有の妄想世界が
炸裂で、読んだ気になっていた個人的超迂闊!作品かもしれない。
というわけで、この「パノラマ島奇談」は乱歩芸術の集大成的作品なのかもしれん!と今更気づく(遅





ところで昨日の深夜だったか、教育テレビでタイムリーなのか?
はたまた、この本が届く前兆wなのか?、乱歩のパノラマ・幻想小説について語っている
番組を偶然見た。
その中で、昭和43年公開・美輪明弘主演の映画「黒蜥蜴」の話をしていて、ついつい
不気味な思い出し笑いをしていた。 
というのも、この映画、10年程前の正月明けの深夜に放送していたんである。
舞台でも黒蜥蜴は美輪氏の十八番でありますが、映画は演出が凄すぎて・・・
しかも昭和40年代前半という、微妙?な時期。





乱歩の作品にはよく、美しい人間を剥製にして飾る!という展開が出てくるのですが、
その映画の中で美輪明弘演じる黒蜥蜴である緑川夫人が、その剥製を眺めてウットリと撫で回しているシーンで、
角刈りで大真面目な顔した、筋肉ムキムキの三島由紀夫が、裸で立っていたのでございますΣ( ̄ロ ̄;!?wwww
もう、トラウマですわwww 録画してないし、ほんの数分チラっと見ただけのに、目に焼きついて離れやしねぇ_| ̄|○ww
伝説の映画。 また放送したら、今度こそ録画したいwww
ていうか、子供時代から思い描いた美しき人間の剥製という耽美妄想を華麗にぶち壊してくれて本当にありがとう・∵;(ノД`)ノw




と、なんだかここ数日、乱歩日和だにゃw
つうわけでワシの腐的な耽美趣味を理解してくれた贈り物、本当にありがとうございました(´∀`*) w