夏戦争

トップランナーでの監督のインタビューが興味深かったのと、評判が良くてロングラン決定!ってんで行ってきました。
しかしうちの地域は、ロングランつっても1週間延長しただけなんで、実質見れるのは今日が最後。
祭日やから多そうやなぁ・・・と、映画館のサイトを見てみると、ネット予約できるんだったわ!
クレジットカードを使ってネットで座席指定=予約し、劇場で自動発券するので、ちゃんと出来るだろうか?と不安
だったのですが、実際やってみたら、簡単過ぎて拍子抜けな程! 素晴らしい時代ざんすヽ(゚∀゚)ノ




って、そんな便利なネット社会の暗部を描いたのが、このサマーウォーズ! お笑い恐怖核戦争映画?
長野県の旧家の長閑な田舎と、バーチャル世界の恐怖が上手いこと融合して、素晴らしい作品に仕上がっており。
日本の伝統美、雅な花札、羽織袴のアバター・・・日本情緒炸裂映画! 今後、世界公開する日が楽しみです。
個人的に婆様の手紙の部分で、涙止まらず・・・って、館内の人誰も泣いてない?!みたいなんで、ひたすら静かに
号泣モードのわたくし;w
ちなみに、サマーウォーズ来場特典?ロングラン記念?で、絵葉書貰った♪

この田舎の旧家の風景は、監督が数年前に結婚した奥さんの実家がモデルとか。
結婚式をしなかったら、田舎で騙まし討ちに遭って、座敷で一族郎党集まって披露宴状態に陥ったらしいw 
なるほど、それが映画によく反映されてます。
こういう芸術家・作家は、色んな所から素晴らしい発想するんだなぁ・・・と、脱帽。





で、ちょっと余談なんですが、劇中の家の中にある調度品、特に掛け軸に目がとまる。 
ウチの親が、書道・掛け軸にうるさいので、掛け軸チェック病と化しており、まさかアニメの世界まで気になるとは;w
旧家の高価で由緒ある風の掛け軸を、リアルに絵で再現しており、細かいぁと変な所に感心する掛け軸魔w
あと、監督のこだわりで人物の顔に影が全く無いというのも、意外と好きだ。(ジブリ作品もあまり影が無い系)
90年代以降、無意味で鬱陶しい影が増えた事でアニメを見なくなったという経緯があるのでな。




細田守監督42歳。
ジブリに影響を受けているような所が多々見受けられたのですが、先日のインタビューによると、元々ハウルの動く城
監督をしていて、色んな事情が重なり最終的に降板する事態に陥ったとか。
ウィキを見てみると、元々ジブリの入社試験を受けるも才能がありすぎて、宮崎監督直々に他所で勉強したほうがいい!
と、あえて断られたとかで、よっぽどジブリと縁が無いんだなぁ。
でも、宮崎監督の言うことも一理あるような。 それがキッカケで、きっと宮崎監督を継承、超える存在になりえる監督へと
成長できたんじゃなかろうか。 これから先20年が楽しみな監督です。
ちなみに、巨大化したアバターは、もののけ姫ダイダラボッチを彷彿とさせたし、侘助の顔はジブリに出てくる
憎めない悪人顔(ムスカとか、ナウシカのクワトロとか)だったり。
まぁ、この年代のアニメーターが影響受けない訳無いですわな。




ところで映画見終えて気がついた。 主人公の少年の声=神木隆之介くんだった。 迂闊。
この人は、俳優も声優も天才的で、本当に感動する。
うむ。神木くんを起用するあたりも、ジブリ映画の影響は大きいのかなぁ。





で帰りに、数年ぶりに立ち寄った、名物資さんうどん
ゴボウ天うどん以外は食いません!という、頑固一徹のワシ。
注文してしばらくすると、『あのぉ スミマセンがぁ〜』と店員さんが不安げな表情でやってきたので、在庫切れか!?
なら、帰るべ!!!と、思ったら、『間違えて、ワカメをトッピングしてしまったんですが、大丈夫ですかぁ?』 と。
むしろ、大歓迎です(・∀・)b
ちゅうわけで、ワカメ代(100円?)は無料つうことで、得しちった!という、色んな意味で非常に小さい幸話終了w
あ。いなり寿司がまた絶品ですた。 ごちそーさま。