二人芝居

先日、毎年恒例、イッセー尾形の舞台に行って参りました。
今回は、イッセー尾形小松政夫の二人芝居。 もともと二人は福岡出身。 それで意気投合したのかな?
妙〜♪なおちゃらけ具合が、九州人のツボを刺激しまくる感あり。
普段の一人芝居も毎回爆笑モノなのですが、二人芝居になるとそれがパワーアップしておりました。
2時間半の間に、オムニバス形式で6話程あったかな。
 
◆昭和30年代?あたりの設定で、車のセールスマン(小松)と、日曜日の庭先で水やりをする卑屈なサラリーマン(イッセー)
 車を買った方が幸せな生活が出来ますよ! いや、そんな金は無い。 という馬鹿馬鹿しい押し問答。
 多分これは、芸能人になる前に車のトップセールスマンだった小松氏のエピソードからの脚本では無いだろうか。
  


◆囲炉裏のあるような古民家の婆様(小松)んちに、なぜか転がり込んだ、謎のゴーゴーガール(イッセー)。
 ゴーゴーガール(?)つっても・・・要するにオカマ?なのか、なんなのか正体不明なギャルの悲喜劇人生の愚痴。
 しかし、小松氏。 どっからどうみても、本当の老婆にしか見えず脱帽。



◆売れない劇団主催の、いわみがんじろう(イッセー)と、看板女優?ちぐささなえ(小松)の虚しいロシア演劇論。
 演劇やっている人間にありがちな、理想と夢だけ高く、誰もついてこなくなった悲喜劇。



◆クリスマスの日、ケーキを持って帰宅する会社の上司(イッセー)と部下(小松)。
 男たる者、嫁の言いなりにケーキを買ってまっすぐ帰るようでは駄目だ!みたいな、小さな虚勢が悲劇を招く。
 イッセー氏の得意とする、厭味なオールバックサラリーマンと卑屈な部下が、モロゾフとペコちゃんのケーキを巡って、仁義なき戦いを繰り広げる。
 ペコちゃんの顔真似をするイッセー氏・・・激らぶりーw



◆老ガードマン二人(上画像)の、道場決着(?)
 ちなみに画像は、小松ガードマンがイッセーガードマンを抱えて腹話術をしている場面。
 腹話術の人形として話すイッセー氏・・・神がかっとるw



◆高校三年生、男子二人と、女子一人の、青春恋愛模様
 学校卒業後、社会人になり、一人は小説家めざしつつ井の頭公園のボート場のバイト。(イッセー)
 もう一人は、高校当時から気になっていた女子と交際、婚約(小松)
 問題は、女子役が勿論いないので・・・小松氏、一人二役。 爆笑すぐるwww



というわけで、イッセー氏(57)はともかく、小松さん元気やなぁ・・・何歳なんだ?とググる=67歳。
超芸達者。 超越しているというか、なんというか。
こういう方々が、真に「芸能人」を名乗るべきなんだろうな。本来は。