両眼微笑


熊田千佳慕展に行って参りました。
以前ご紹介した、おやゆび姫の挿絵(2008年11月参照)を描かれた方です。  昆虫・植物博士的絵本画家。 和製ファーブル。
1枚の絵に、数ヶ月から1年とか平気でかける緻密さハンパない。 職人気質通り越して神業。
今回初めて見る妖精シリーズを見て超感動。 てか、おやゆび姫にも出てきたモグラの親戚筋?がいたΣ!
ロッテンマイヤーさん風!の*1眼鏡かけてて、ちょっと粋でお茶目なモグラ
しかし美術展で、こんなに頬が緩みっぱなしに笑ったのは初めてかもしれない。




植物や昆虫の絵は、小学校の教材に良さそうな・・・・てか、既に使われてる?
ピーター・ラビットの作者や、妖精画家のシシリー・メアリー・バーカーと同系の香り
がすると思ったら、この手の画家はみんな病弱ゆえに花や虫が友達という幼少期を
過ごしているんですね。 宿命には理由がある・・・のか。




という訳で、物販コーナーが危険ってレベルじゃねーし。 
←写真の図録と絵本だけで、合計5千円やし(吐血w
なもんで、昆虫Tシャツやら、特製金太郎飴やら、その他もろもろ涙をのんで諦める。




しかし、ライオンのめがね って初耳な作品だな? と、いま読んでみたのですが・・・
絵は勿論素晴らしいのですが、内容がイマイチ何が言いたいのか分からないオチでした。
しいて言えば、権力や縦社会に対する不条理さを批判?しているのだろうか。
ちなみに、おやゆび姫も売ってたら新しく買いなおしてもいいかな?と思ったのですが無かった。
原画の展示も無かったし、かなりレアなんだろうか? 
つうわけで、ゴミ置場から華麗に拾ってきた母に改めて感謝の意を表したいw



  ◆熊田千佳慕展 http://www.asahi.com/kumadachikabo/
   7月21〜8月2日 名古屋タカシマヤ  
   8月4日〜8月15日 横浜 高島屋 
   9月15日〜9月27日 心斎橋 大丸
   11月14日〜12月26日 高崎市美術館
 

                      
           さて、美術館の庭に出ると、一面の紫に目を奪われる。 わ〜! 凄く好きな色だーー!!
           で、この花何? 形状はシロツメクサに似てるけど・・・と、毎度お馴染みの花名オンチ見参(ノ∀`)
 

*1:正式には、モノクルという片眼鏡