黒猫ツィゴイネル


『ボンジュール!』 by黒猫ぷーちゃん(2歳)




知人宅の、ぷーちゃん。 
何故のっけからフランス語で挨拶なのかというと、正式名がプチちゃんだから。
まるで、星の王子さまみたいな、可愛い美少年猫っすね♪




って・・・女の子ですたΣノ(´д`*) !w




うううむ。ウチのチビコさん同様に、男装の麗猫だぬ。
しかし、なんかマッタリと可愛がられてる感が伝わってくる良い写真ですね(*´ェ`*)






さて、そのぷーちゃん取次ぎの方から、ワシが好みそうな怪しい映画を薦められた。
鈴木清順監督作品ツィゴイネルワイゼン 1980年公開。 原作は、内田百間の小説「サラサーテの盤」。 
内田百間は最近、別の方から「ノラや」を薦められて購入したところだったのでタイムリーかつシンクロフィニティ的な。
という訳で、とりあえず前知識なく見てみると・・・怪しいの通り越して、夢か現か幻か?脳が浮遊する感じというか、良い意味で
いつか見た覚めない悪夢的な。
      
ラストまで終始意味不明な展開なのですが、二度三度見直してみると、身震いするような細かい演出に気づき衝撃を覚える。
公開当時、東京タワーの前?だかにテントを張った会場でアングラ的に上映して口コミでヒットした作品だそうですが、
レビューを見ると、絶賛系の人と、意味ワカンネ!と不評なのと半々に分かれているのですが、ワシ的には絶賛!
確かに終始意味不明な感はありますが、これは右脳・本能・耽美的な感覚で見る映画かと。
分かりやすい所では、11年程前に世界的に大ヒットしたブルース・ウィリス主演の映画の原点的作品だとも感じた。




ところで時代設定は、大正末期か? 昭和初期か?と思ったら、スペイン風邪が流行して〜というくだりがあるので、某昭和一桁、
猫田釣之丞の生まれた頃か(!)
にしては、えらいモダンな洋館とか出てくるんでちょっと悩んだりしましたが、当時でも関東のお金持ちはお洒落だわな。
って、こりゃ鎌倉や江ノ島が舞台か?と思ったら、どうもそのようで、一度しか行った事ないですが鎌倉萌えとしても一見の価値有!

しかし、これを見て別の意味で衝撃だったのは、女優の大谷直子て、こんなに美しい人だったのかΣ(゚Д゚;!?って事。
現在は60歳くらいで、なんだか陰鬱な空気をまとった女優でちょっと苦手な方だったのですが、公開当時30歳前後。 
当然若いし、メイクが舞妓さんのような白塗りって事もあるのですが、今の女優には無い素晴らしく熟した雰囲気で惚れたぜw
あと、ワシの好きな(故)藤田敏八が出てるのが怪しさ倍増だし、原田芳雄(当時40歳前後)って、今で言う所のワイルド系な
イケメン?だったのだな!と、新しい発見があったりして驚いている今日この頃。